啓蟄(けいちつ)

東京でラグビーをやっている頃ですから、もう随分昔のことになります。
練習から戻り部室へ入ると、黒板に「啓蟄」と難しい漢字が書いてありました。

監督、部屋に入る者に順番に読み方を聞いていました。
私の番です。意味までは覚えてはいませんでしたが、前日、何かで見たのですね、「けいちつ」と読んでしまいました。

今になって調べると、春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に出ると言います。
もともとは、陰暦(太陰太陽暦)で用いられていた二十四節気(にじゅうしせっき)の一つだということらしいですが、良く解りませんね。

暖かくなり、虫が出て来るような季節になったということでしょう。

そのせいか、公民館裏のお宅に「桜」の花が咲いていました。
もちろん、皆さんが桜という「染井吉野」ではありません。
カメラにおさめさせていただきました。

今日も、風が吹き冷たい一日でしたが、午後からの晴れ間は、部屋の中からでは十分に暖かそうでした。
梅の花も散りはじめいますが、桃、桜の花が咲き、春らしくなりますね。

大連の旅順という所に桜の名所があるということで、毎年、計画だけはするのですが、駐在中には縁がありませんでした。

瀋陽にも、大きな「植物園」があり、一度生産部の人に誘われ出かけたのですが、次期が遅く桜の花を見ることはできませんでした。

幸い、現在居住している所は、直ぐ近くに桜並木もあり、これから楽しませてくれます。
早く、咲くと良いですね。