貨幣と両替屋

 今月の郷土史研究会で、阿知須「いぐら の館」で開催の、
 「幕末・明治の貨幣と両替屋」と題したイベントに、参加するようになりました。

 昼食後、恒例の昼寝もしないで自転車で出かけまました。

 「いぐら の館」、旧中川家住宅は、明治17年に建築された、
 阿知須を代表する居蔵造りの建物です。

 郷土史研究会は、定例会ではなく、自由参加で勉強という形式です。
 参加は6名ですから、可もなく不可もなし、といったところでしょう。
 それでも、我々の他にも何時になく大勢のお客様で、中には、
 タクシー横付けのお客様もいらっしゃいました。

 時代劇どよく出て来る「両替屋」でしょうね。
 今でいう「両替」は、主に、空港などで外貨の両替を行う窓口位ですかね。
 それと細かいお金ない時「両替してぇーや」位でしょうか。

 調べてみると、
 両替という言葉は、一両小判を、丁銀、小玉銀すなわち秤量銀貨に、
 また銭貨に換(替)えたことに由来する。とあり、両を替えるで「両替」ですか。

 阿知須は、
 江戸時代、廻船業で栄えていました。
 幕末から明治時代にかけて、廻船業は賃積みから買積みに移行し
 貨幣の価値はさらに重要になってきました。  
 貨幣展では、この時代に使用されたさまざまな貨幣を、
 年表と共に沿って展示されていましたが、よく分かりません。

 この中川家も、廻船業で財を成したといわれておりますが、
 当時実際に使われていた両替屋の店頭を館内に再現されていましたので、
 両替もやっていたのではないかとの説明です。

 小さい頃、古銭の収集が一時ブームとなりました。
 切手と同じように、一度は集めたように記憶しております。

 あのまま、持っていたら、
 まあ、「何とか通宝」という古銭ですから、しれてはおりますね。