豪傑逝く

 昨夜19時頃でしょうか、
 サイレンの音、それも、近いです。

 民生委員ということを時折思い出します。
 涼みがてら外へ出ると、
 何と4軒先に消防車、救急車それにパトカーまで停まっており、
 珍しいのか、大勢の野次馬(私もその一人)さんです。
 ご不幸があったそうです。
 どういう訳か、私の担当区はお隣までなのです。
 隣区の民生委員さんは忙しそうに駆け回っていました。
 
 今朝は早くから電話です。
 この時間の電話で良い話はありません。
 防府市在住の従姉の子供からの電話です。
 彼女が務めている会社の対面に、お世話になった方の家があるのです。
 
 ここのご主人が体調を崩され大分経ちます。
 私が地元で子供達と剣道をやっていた時お世話になった防具屋さんのご主人です。
 まさに、豪傑でした。
 「うちの商品は高いから、買わない人は結構です。」というような人です。
 どういう訳か馬があって、
 「北海道へインターハイを見に行こう」、
 「中国四川省へ竹刀の原料を見に行こう」と、
 当時サラリーマンだった私を平気で誘ってきます。

 こんなことがありました。
 息子が中国留学から帰国した当時、
 中国通のご主人に就職の話をすると、
 熊本県の剣道具の会社に、
 「友人の子供で中国語が堪能なのがいるから面倒みてくれ」
 と、電話です。
 翌日、面接に行った息子が帰って来て、
 「決まったよ!」でした。

 ご主人の故郷鹿児島から山口まで、
 5時間で走ったといういう逸話も残っているようなご主人でした。
 ご冥福をお祈りいたします。

 供養ということではありませんが、
 体調が悪いのを忘れ、白松新四国八十八ヶ所巡りです。
 何時になった終わるのでしょう。

 自転車で同じ箇所を通りながら何とか三ヶ所巡りました。
 先に秋穂八十八ヶ所を巡りました。
 秋穂はお寺さんが多く、それに併設されています。

 阿知須はお寺さんがあまりありません。
 民家が個人でお祀りされているような箇所があります。
 札所の大師堂がどこか違っています。

 上は、白松新四国八十八ヶ所札所(阿知須)で、
 下が、秋穂八十八ヶ所、67番札所です。

 気に入っている、といえばご無礼ですが、
 大師堂らしさが好きです。