「ゴン」という名の猫

 昨年この時期に体調を崩した姉を宇部の医者に連れて行ったことがあります。
 それから、ちょうど一年で、
 医者の要求により検診です。

 姉宅を8時30分発ということは、
 8時過ぎには出かけないといけない。
 最近は、朝早いのでそう苦痛ではないが、
 冬場だと大変なことになっていたでしょう。

 新車の試運転を兼ねて出かけました。
 姉宅でカーナビをセットしました。
 良く解りません。
 案内に従って走ったが、明らかに遠回りでしたね。
 もっと説明書を読まなければいけないと思います。

 説明書といえば、
 一ヶ月か走行1,000kmで点検に来てくれと言われてますが、
 何処にも走行距離を示す数字が出ていないのです。
 これから勉強です。

 予約をしていたせいか、
 意外とスムーズに推移しました。
 この医者には大勢の人が診察に来ています。
 ほとんどが、高齢者であり、
 ご夫婦で来診されている方もいらっしゃいました。
 私であれば、不安から家内の同行は必至です。

 姉の診察では異常は見当たらず、また一年後に検診ということです。
 それまでお互い元気でいたいものです。

 昼食には早いので、姉宅へ送り届けました。
 姉のところには一匹の猫がいます。

 この猫がなかなか手強いです。
 側を通るだけで「ちょっかい」をかけてきます。
 「猫パンチ」とでもいうのでしょうね。
 辞書で調べると、
 猫などが前の片足で物をかき寄せること、とあります。

 この猫、姉だけには懐いています。
 やはり、食べ物をくれる人だからでしょう。
 一人暮らしの姉には大切な相棒ですね。

 帰る時、表の木の下で写真を撮りました。
 このように、応じてくれるのは珍しいです。

 江戸時代、大そうな先生が虎の絵を描いています。
 ですが、当時日本には虎はいなかったので、
 このような、猫を描いていたのではないでしょうか。