瑠璃光寺五重塔

 朝から青空です。
 風はちょっと強い目ですか。この頃に吹く風を「春二番」といういらしい。
 桜は咲きました。
 この風に散らされる前にちょっと遠出をし、瑠璃光寺五重塔へ行きました。

 瑠璃光寺(るりこうじ)は、山口県山口市香山町にある曹洞宗の寺院で、境内は香山公園と呼ばれ、桜や梅の名所にもなっています。
 大内氏全盛期の大内文化を伝える寺院であり、「西の京・山口」を代表する観光名所となっています。
 香山墓所は「毛利家墓所」のうちの一つとして国の史跡に指定されています。
 
 香山公園の中に国宝「五重塔」があります。
 この五重塔は、応永6年(1399)の応永の乱で命を落とした大内義弘の菩提を弔うために、弟の盛見が建立を計画、嘉吉2年(1442)に完成したといわれています。
 塔は方三間、高さは31.2mで、大体和様式、屋根は桧皮葺です。
 室町時代中期におけるすぐれた建築の一つであるとともに、大内文化の最高傑作であり、日本三名塔の一つにも数えられています。
 明治36年に国宝に指定されました。

 雪が降った日は、カメラを持った人が多くなります。
 私もその一人ですが、今季は雪化粧に恵まれませんでした。
 今日は青空が広がり、多くのカメラマンが来ておりましたが、平日のせいか高齢者が
多く見られました。

 山口市内まで足を伸ばしたのだから、一の坂川に寄り道をしました。
 こちらの方が人出は多いようです。
 写真を撮るか、桜を見るかの差があるのではないでしょうか。

 この一の坂川は、古都の風情が残る市街地を穏やかに流れています。
 大内弘世が京都を模して山口の街造りを行った際、京の鴨川に見立てたといわれており、川岸の桜並木も美しく、初夏はゲンジボタルが幽玄の世界に誘うと言われています。