漫画展「中国からの・・・・」

 漫画展「中国からの引き揚げ〜少年たちの記録」

 日本中国友好協会創立60周年に当たり、記念企画の一つとして「八月十五日の会」の協力による「中国からの引き揚げ〜少年たちの記憶」漫画展の全国巡回が宇部市で開催されました。(主催:日本中国友好協会 山口県連合会)

 出品:赤塚不二夫 上田トシコ 北見けんいち 高井研一郎 ちばてつや 林静一
    バロン吉元 古谷三敏 森田拳次 山内ジョージ 山口太一 横山孝雄

 参観者は、私と同年輩かそれ以上の方たちです。
 中には、熱心にメモを取っている人もいらっしゃいました。

 漫画は当時の子どもの記憶から、日本が中国で何をしたか、自分たちのつらい体験を二度と子どもたちにさせたくないという願いがあふれているのではないでしょうか。

 終戦になり、日本に帰ることができなかった人達も大勢いらっしゃるでしょう。
 残留孤児として、中国人に引き取られても、辛い生活を強いられた人、中には、本当の子供のように、慈しまれて育てられ、大学まで進学した人もいると聞いてもいます。

 私は、中国(遼寧省(大連、瀋陽))に駐在し、中国人の方には大変お世話になり感謝しています。

 漫画の中にも、中国、そして中国大地への感謝の念がこめられているような気がしました。