史跡巡り

 阿知須から宇部市の「善和」の交差点の手前300mくらいのところに、なにげに「史跡・船岩」と書かれた案内板があるので。(気付く人がそんなに多いとは思わないが。)一度確認したいと思っていた。
 
 朝は曇っていたが太陽が顔を出したので散歩がてら出かける。案内板に「二百年にわたる間地山野論争が大正7年この地で決着・船岩記念林を作った」と書かれていた。この解説を読んだだけでは どんな代物なのかサッパリわからないまま遊歩道に入る。

 ちょっと歩くと立派な独鈷を持ったお地蔵様が立ってらっしゃった。もしかしたらココも昔の旧道だったのかな?。猪だろうか掘り返した跡も見られ、水戸黄門のロケ地に恰好な山道である。

 この遊歩道の傍には小川がチョロチョロと流れているんだが、沢の上流には水量か多ければ立派と思われる小さな滝もある。(人の手が入ったようだ。)滝の反対側を見上げると真っ赤な炎を背負った不動様が仁王立ちしておられた。

 倒木はあるが、ビニールテープで案内されており、山の尾根にぶつかると、そこから左にとってまっすぐ進めば「船岩」に到着。誰か持って来たのかな、とても無理な相談だ。見えないことはないが船の形をした岩があり、ここが史跡「船岩」。
 
 道は整備されているとは言えないが、市街地から近く弁当も持たないで楽しめるハイキングコースであることは証明された。


 遊歩道を入りしばらくすると、水量が多ければ滝となると思われる。


 尾根にぶつかり船岩に続く小道。


 これが目的の「船岩」。
 船の形は山に入らなくては撮れなかった。