まゆみ(真弓)

 30年くらい前だったでしょうか、今は亡き母と秋穂のお大師様にお参りに行った際、「まゆみ3歳」と記された、実生から育てられたものでしょう、10cmに満たない苗木が「ご自由にお持ち帰り下さい。」とありました。

 まゆみ、とありますから、お嬢さんか、お孫さんの健やかなご成長を祈ってのお接待と思い、ずうずうしくも2本いただいて帰りました。

 何も考えず2本並べて庭に植えました。
 何年か経ち1本の木に綺麗なピンク色の実をつけるようになりました。
 ご近所にも同じまゆみの木はありますが、我が家ほど実をつける木はありません。

 ネットで調べると。
  錦木(にしきぎ)科、ニシキギ
  樹質は硬く、柔軟性があり、この木で弓を作ったので「真弓」になった。
真弓の樹質は硬いが、柔軟性がある。
ピンク色の実が割れてオレンジ色の種子が出てくる。この様子が美しい。
「檀」とも書く。
  硬くて柔らかい材質でこけしや将棋の駒をつくる。
春、この若葉を菜飯(なめし)として食べると美味しい。
こけしや、 将棋の駒の材料として重宝されていると言います
 
 古くは、万葉集にも歌われている、なかなかの」優れものですね。

 
 (もう少し話して植えてあげればよかったですね。)

 
 (ピンクの実がポンとはじけて赤い種子が出ました。)